名古屋市昭和区の喫茶店のフローリング再生工事に行ってまいりました。
こちらのお店はウッディでぬくもりのある店内、ゆったりとした時間を過ごせるとして人気のお店。
なるほど、自然素材がふんだんに使われており、ゆっくり過ごせそうです。
ただし、自然素材を使う以上、メンテナンスは必須。今回は床フローリングの再生工事です。
まずはレジや家具などを養生。今回は机は事前に取り外していただきました。
つぎに、サンダー機械で床の表面を削って、いまある汚れや塗装などを取り除きます。
今回使うのは、3相200Vの動力で動く、強力な業務用サンダー機械。真ん中の白っぽい部分が削ったところです。
壁際はベビーサンダーで削ります。
ベビーサンダーは集じん袋がついていないので、掃除が大変です(笑)
サンダー掛け2回目。
ポリッシャーをかけさらに表面を平滑に。
床表面をきれいに削ったところで、今度は塗装します。まずはLOBA社WSイージープライマで下塗りします。
ドイツの厳しい基準をクリアした、人にも環境にも優しい塗料です。
壁際から塗ります。壁際はコテで。壁を汚さないように。
広い部分はローラーで塗ります。
このプライマをしっかり塗っておかないと、次の塗料がキレイに塗れないので、素早くかつ丁寧に。
プライマが乾いたら、ポリッシャーをかけます。このあとLOBA社WSイージーフィニッシュを2回塗ります。
WSイージーフィニッシュ塗装2回目。
ツヤッツヤに見えますが、乾いたら艶は少し落ち着きますよ。
1週間ほど経って床が落ち着いてから、フローリング保護剤(LOBA社V6フィニッシュ)を塗りにいきます。
木の床というのは、古くなったらこのように表面を削って、また生まれ変わることができます。
ヨーロッパでは50年以上使うのは普通だとか。
いいものをお手入れして永く使う。使えば使うほど愛着もわき、味も出る。ある意味エコでもある。
ついつい、安いものに目がいってしまいますが、本当にいいもの、価値のあるものを大切にしたいものです。