あいち産業技術総合センター「知の拠点あいち」に来ましたよ!
高度な分析機械による製品の評価をして、中小企業の研究開発を支援する機関。
その中でも話題の3Dプリンターに興味深々だ。
早速作品のいくつかを紹介。
かなり複雑な形してるけど・・・。こんなことできるんだ。すごい。
もう何がどうなっているのかわからない造形。
こんな小さなものまで忠実に再現。
人間の脳をCTスキャンするとこんなこともできちゃう。
すべてこんな機械でできちゃうなんて信じられない。普通の事務所でみられる複合機とかわらない。
建築の設計の場では、3D-CADで作成した図面データを持ち込むことで
施主へのプレゼンテーションとして完成模型を提出することができるなどの活用方法があるが。
実はこの3Dプリンターの技術ってアメリカの軍事技術から来ているそうです。知らなかった。どうやって軍事に使うんだ?
この施設には他にもさまざまな検査分析機械がそろっています。
どれもこれもが先端技術で私にはちんぷんかんぷん。
でも、もし自社の商品や製品の素材について詳しく分析したい時にはここに持ち込めばばいいそうです。
非常に細かいデータまで分析してくれます。
例えば、発泡酒ってジャンルがありますが味のばらつきが大きいようです。
それらをミネラルとかアミノ酸とかの構成物質ごとの比率を分析することで、味の違いまで視覚化できるそうです。
つまり、売れ行きの違いの原因を化学的に実証できるってわけ。これまたすっごい!
移動。
「とよたエコフルタウン」に到着。
水素自動車。高圧縮された水素を燃料としてる。
燃料といっても燃やすわけではないです。
水素と酸素の化学反応によって、電気を発生させ、自動車のエネルギーにするのです。
これにも興味が尽きない。排出されるエミッションは「水」のみ。まさに夢のエコカーだ。
しかし宇宙誕生以来、水素は地球上には単体で存在しない。
化石燃料、主に天然ガスから取り出し、高圧縮(少し怖い)!
これはそのプロトタイプカー。
一回の給油(?)で500km走る。一般のガソリン車と変わらない。もちろんものすごく静か。
全国に100箇所のステーションの建設が予定されているらしいが。
やっぱり心配なのが安全の問題。
「世界一厳しい国の安全基準をクリアしている。」そうですが。
水素は使い方によっては爆弾にもなるらしい元素。
もし、深刻な交通事故が起きたら・・・。って。炎もみえませんし、消火がむつかしいという指摘も。
解説のガス会社の方は「絶対安全」を繰り返し強調。
後日、知人のイギリス人にこの話をしたところ。
「おまえたちは、フクシマの時もそういっていた。」
と言われてしまいました。
常に安全性というものを最優先に考えたいものです。