私の古い友人からの紹介で、名古屋市内で写真スタジオを経営されている方からの依頼。
事務所とスタジオを移転ということで良い賃貸物件が見付かったそうです。
それを改装するわけですね。
早速、私も見に行ってきました。名古屋市内の某所。
1フロア50㎡くらいの雑居ビル。古い二階建て。
廻りの風景はというと・・・シャッター商店街。
でもオーナーいわく「この感じがいい。」とのこと。わかる気がする。
もちろん、「おしゃれ」に造りこむ事はしませんよ。
むしろ余分なものを「取り除く」作業の方が多いかもね。
必要でないもの「壁」だったり「天井」ですらね。削除する。
最後に残るはずの、ピュアな構造体。
この・・・人間のからだでいったら・・・。骨と筋肉にあたる部分。この部分を見てみたい。早く。
この、解体作業って好きなんです。
取り除く過程でわかるんです。
数十年前の職人の仕事の痕跡が、墨打ちの跡だったり、コンクリート型枠の跡、生コンの打ち損じだったり。
ピュアな構造体にドキドキする傾向は昔からありましたが、最近また加速した感じ。
ああ、待ちきれない。
たぶんうまくいく。
写真は現在のスタジオ。
依頼者は・・・「この感じでOK。」とのことですが。何か、プラスアルファを考えないとね。