古民家のひとつといえますが。
こちらは、構造的には少々課題がありそう。
典型的な「鰻の寝床」で細長い。間口が約4.5m×奥行きが12.5m。
奥行き方向にはご覧の通り壁があって、理屈上は耐震要素が存在している、ということになるが。
このころ、建築年度もはっきりしないし・・・。たぶん筋交いのようなものがあったとしても。
想定される、東海・南海・東南海などの巨大地震がきたらひとたまりもないでしょう。
よく知った方からの依頼なので、簡単には諦めれないし、下手な解決策は禁物だし。
・・・でもどうだろう。
何か出来そうな気がするんだなあ。こうやってじっと見ていると。
予算のこともあるし、単に耐震性能ばっかりじゃなくて、気密性や断熱性能もアップしなきゃ住めないし。
そして、デザイン性も。美しくないんだったら退屈。
なにより、次につながるなにか新しい解答を提案していきたい。いっぴきの技術者としてね。
それにしても燃えてくるなあ、こういうのは。
僕しか出来ない!自分に言い聞かせる。