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沖縄紀行①「名護市庁舎」にて。

2014年04月04日(金) | 日々のこと

沖縄といえば、名護市庁舎。

はじめて名護市庁舎をみる機会を得て上機嫌。

像設計集団(ぞうせっけいしゅうだん)の代表作として有名。

昭和56年竣工。

建築学会賞受賞作ということで、建築の設計を志す者にはよく知られた作品です。

第一印象。

「・・・なんか、沖縄というよりもう少し緯度が南のほうの王国の感じかなあ・・・。」

亜熱帯の宮殿そのものがモチーフになっているのは間違いなさそうだぞ。

ちかづくと一見、コンクリートブロックを積み上げたようにみえるが。

鉄骨柱をコンクリートで覆った、鉄骨鉄筋コンクリート造とのことで。

とりあえず、こどもたちほったらかして。

「すごい、すごいなあ!」って、ひとりで興奮。

とにかく、いきをのむ感動的な造形。

時間をわすれてしまいそうになる。

建築物をみて「感動」できるよろこび。

映画や音楽を見たり聞いたりしたときみたいに、感動できる。

「建築やっててよかった。」って。思える瞬間。

屋上庭園。

長男いわく「遺跡みたい。」とのこと。

確かに、現在「市役所」として使用されているとは思えない。

この建物の目玉のひとつ。スロープでワンショット。

開口部には改修されたような・・・感じがあるけど・・・まさかの「アルミサッシ?」。

・・・建設当時は、真夏でもエアコンなしでいられるようにと。

極端に開口部の多いつくりだったとか。壁のみならず床も。

 

名物シーサーが56体。

レンガを割っているよに見えるが・・・。ガウディっぽい。いい!

沖縄名物、「アサギ」テラス。

「厳しい暑さ、湿度、頻繁な台風の襲来。」という独特の自然環境が生んだ信仰。

神との対話の場。

強烈な太陽の日差しを拒むことなく

受け入れようとした古の人々の「神への畏れ」がそのままデザインになったような。

像設集団はその「アサギ」を再評価したと思われる。

おお!この感じはコルビジェの「ラ・トウレット修道院」のイメージが重なる!

意識したとおもうなあ。私は。

像設計集団の主要メンバーは、建築家「吉阪隆正」の弟子。

吉阪隆正は若いときにコルビジェに師事している。

世代を超えて影響しあってる。たぶん意識してる。ぜったい。

(↑註:ラトウレット修道院 フランス リヨン)

 

醸し出される全体の雰囲気に目をうばわれがちになるが。

デザインしつくされたディテールも見どころ満載の名護市庁舎でした。

竣工後35年あまり。

できるなら、これからも保存にむけた取り組みが期待されるところ。

アンコールワットやボロブドウール遺跡のように何世紀にもわたって

存在しつづけることは到底不可能だが(コンクリートの物理的寿命は100年にみたない。)。

にしても、この力強い造形のもつ影響力を過小評価するわけにはいかない。

経年変化の結果、塗膜も退色が進行。かえっていいね。

化粧がはがれてコンクリートの素肌がむき出しになったその異形の建造物が

その本来のすがたを見せた感じ。

そいつを直接的に向き合う者につきつけてくる。

にしても・・・実際のところ、維持管理状態は「最悪。」

定期的に必要とされる塗装も防水も改修されていないようだし。

ドレンは排水不良。完全につまってる・・・。「日常のそうじでなんとかなるはずだけど・・・。予算が無いのかな・・・。」

このままでは近い将来廃墟になる。間違いなく。

沖縄だけの問題だろうか。

今からなら間に合うかもしれない。

できることからはじめよう。

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