名古屋市熱田区にある不二木材工業の社屋を一度お訪ねください。
1階の外壁を緑で覆い、道路に沿って花壇を設けました。緑に包まれ、まるでカフェのようだというお言葉をいただきます。CO2削減に貢献したいという気持ちからつくりましたが、それ以外にも嬉しいことが起こっています。
緑を手入れするのは、私の役目です。 夏は毎朝、冬は週に1~2回でしょうか。麦わら帽子をかぶって水を注いでいると、道ゆく方が声をかけてくださるのです。「この花は何ですか?」そう聞かれても、実はそこに並ぶすべての名を知っているわけではありません。そこで、それぞれの花にプレートを置き、簡単な説明を載せました。
リュウキュウアセビ、アジサイ、ツルハナナス、モッコウバラ…。プレートのおかげで、歩行者の方にはさらに興味をもってご覧いただけるようになりました。写真を撮っていく方もよく見かけます。このようなちょっとしたふれあいが、不二木材工業と地元の皆様の距離を近づける大切な時間だと考えています。
父に続いて私も、会社の建つ熱田の地に暮らしてきました。父は「日比野の三大奇人」ともいわれた地元の有名人。仕事も酒もたくさんこなす豪快な人で、地域にしっかりと根付いていました。
父の域にはなかなか達しませんが、私も地域に住む一人としての思いに変わりはありません。地元商店街の会員になり、周辺の清掃をはじめとする活動に参加しています。地域から愛され、いざという時には地域のお役に立てる会社でありたい。そう、私たちは願っています。